プロゲーマーの指導料に関して思うこと

 
先日プロゲーマーのレッスン料が物議を醸していたのをご存知でしょうか。
元になったニュースはこちらです。


 
ただ、値段についてネット上で批判が相次ぎ、サービス開始は延期となったようです。
ニュースにもなってました。


 
ちょうど次回作のテーマにプロゲーマーというジャンルを取り入れようかなと思っており、また、プロゲーマーってアプリ個人開発者と似てる部分があると思ってました。

そういうこともあり、このニュースについて考えてみることにしました。

そもそもの原因

指導料が8000円/hという値段設定が今回騒動の発端となりました。

いろいろな意見がありますが、高いという意見が多かったようです。
ただ、トッププロからのマンツーマンでこの値段はむしろ安いという意見もあったようで、人によりけりですね。

これに関しての私の正直な意見ですが、パッと感じたのはちょっと高いかなという印象です。

なぜこのような意識の差が生まれたのでしょうか。
いくつか原因を考えてみました。

・プロゲーマーという職業に対しての認知度
・プロゲーマーの定義
・ゲームというジャンル

一つずつ掘り下げていきたいと思います。

プロゲーマーという職業に対しての認知度

例えば、テニス、将棋、ゴルフといった競技の場合、その競技のプロと言えば一般の人にもかなり浸透していると思います。

ただ、ゲームのプロとなった場合はどうでしょうか。

「へー、そんなのあるんだ」

ぐらいの感想ではないでしょうか。
一般的な認知度はかなり低いのかなと思います。

そういったあまり浸透していない職業の方の指導というと、少々胡散臭さも感じてしまい、適切な指導料なのかと疑念を抱いてしまう方も多いのかなと思います。
 

プロゲーマーの定義

プロゲーマーはゲーム会社などがスポンサーとなって生活基盤を保証した上で活動したり、海外の大会への遠征費やパーツ(ビデオカード、ヘッドセット、マウス、マウスパッドなど)の提供を受けて活動する者もいる。
(Wikipediaより)

ちょっと曖昧ですね。要はスポンサーがつけばプロということで、一定の基準は決まっていないようです。
もちろんスポンサーがつくということは相当に上手いということなんでしょうが。

またゲームというジャンルもやや特殊で、実際のプロゲーマーは特定のジャンル(格ゲー、FPS、RTS)、もっと言うと特定のタイトル(スト5、カウンターストライク)でのみ活動されている方が多いのかなぁと思います。

そのため、より基準が不明確で、そのタイトルに精通した人しかプロの凄さがわからないのだと思います。

そういった経緯があり、他の競技ではプロというとちょっと箔がつきますが、プロゲーマーの場合はそういうものが薄い気がします。
 

ゲームというジャンル

ゲーム自体は広く浸透しており、多くの人が共通認識を持っています。
ただ、その共通認識は多くの場合下記のようなものかと思います。

ゲーム = 遊びor暇つぶし

競技的な考えは薄く、娯楽としてのイメージが強いと思います。

遊び、暇つぶしであれば、お金を払ってでも上手くなりたいというよりは、楽しめればいいという考え方が多いのではないでしょうか。
 

今回の騒動に関するまとめ

色々考えましたが、高い、安いは人それぞれで、例えばプロゲーマーを本気で目指す人からしたら今回の延期を嘆いている人もいるかもしれません。
極論言ってしまえば、高いと感じる人は受講しなければ良いわけです。

おそらくプローゲーマーの方も生き残るため、色々な施策をやっていかないと厳しい状況なのかなと思います。
その中で、やる前から非難という状況はちょっと残念だと感じました。

アプリ開発者の今後

プロゲーマーの話が中心となりましたが、アプリ開発者も対岸の火事ではありません。
資本を持った企業がどんどん参入を続け、個人で開発を続けるのは、今後どんどん難しくなっていくと思います。

10年後、5年後、下手したら来年にも決断を余儀なくされるかもしれませんので、今後を見据えて色々考えながらやっていかなければならないと思いました。
とりあえずは、今のアプリを完成させる事に注力します。