アプリの企画のやり方

アプリを作っていて一番大事なところは何でしょうか。
綺麗なデザイン、バグの少ないコード、色々重要な要素はありますが、一番重要な要素は

企画

だと考えています。
企画とは、一言で言い表すならどんなアプリを作るか決める作業です。

アプリがヒットするかはデザインや操作性、バグの少なさも重要になってきますが、最も重要なのはアプリの中身です。

仮にデザイン等がイマイチでも、内容がよければレビューや口コミで広がっていきます。
デザイン等がしっかりしていても、内容が悪ければすぐにユーザは離れてしまいます。

その他の要素をないがしろにしていいわけではありませんが、一番注力するのはアプリの内容を決める企画の部分と考えています。

個人開発の場合は作りたいものを作るという思いが強く、企画もほどほどに早々に作り始めることが多い気がします。

以前は私もそうでしたが、やはりヒットするものを作りたい場合は企画の部分が重要です。

これが正解かはわかりませんが、闇雲に作りよりは指針があった方が作りやすいと感じるのは事実です。

アプリ企画の手順

こんなアプリを作りたいと思い始めたら、まず以下の要素を考えます。

・何をするアプリか

・必要な機能は何か

・どのようなユーザが対象か

・ゲームのゴールはどこか

個別に見ていきましょう。

何をするアプリか

このアプリが何をするアプリかを一言で言い表せるようなものを考えます。
一言で言い表せないような色々なことができるアプリは一見良さそうに見えますが、まっさらな状態から考える場合は、何か特化したものが良いと考えています。

この一言というのが重要で、一言で表現できれば人にも紹介しやすいですし、説明されてもどんなアプリか想像も容易です。

またこれは個人開発に限った話かもしれませんが、一部の人に突き刺さるぐらいに特化したものでないとなかなかヒットは難しいです。

必要な機能はなにか

「何をするアプリか」で定義した内容を実現するための機能を列挙します。
これはおそらく複数あると思うので、その分挙げます。
これらが具体的な仕様として後々詳細化されていきます。

とりあえず上げるだけ上げて、後々取捨選択をすると良いです。

仮に不要とされた機能でも、後々のアップデートで追加要素を考える際に、いいアイデアになったりします。

どのようなユーザが対象か

マーケティングっぽい話ですが、利用者を想定します。
使用するユーザ、時間、場所を想定します。

よくマーケティングで用いられる方法ですが、ペルソナを想定して考えるとまとまりやすく、また突き刺さりやすいものができます。

目指せYouTuberでも想定したペルソナはいくつかありますが、例えば下記なんかです。

20代、大学生。
youtuberに憧れつつも、一儲けできたらいいなぐらいの感覚で、動画を投稿している。
動画投稿は月一回ペース。収入にはほとんどなっていない。動画は友達との面白動画が中心。

おそらく企画する段階では、どんな機能が必要になるかまだ具体的にはわかりません。
その指針としてユーザの特徴、性格を想定して、そのユーザが必要とする機能、満足する機能という視点で見ていくことで、必要な機能、不要な機能を切り分けていきます。

ゲームのゴールはどこか

無限に楽しめるゲームがあったら最強ですが、実際にはそんなゲームはありません。
いつか必ず飽きられてしまいます。

先は無限に続くように作ってもいいのですが、とりあえずの目標やゴールを設定設定しておきます。

何の目標もなく続けるよりは、何か目指すものがあった方が、人間やる気も出ますよね。

まとめ

企画段階でアプリの軸を固めておくと、後々の仕様変更などの時に指針となります。
個人開発の場合、使用を自由に変更できる点はメリットでもありますが、同時にデメリットでもあります。
時間さえ許せば、限りなく仕様変更を続けてしまうので、何か軸があれば迷うことも減ります。

ちなみに、この方法は下記の書籍を参考にしてやっています。
数年前の本ですが役立つ点は色々あり、今でもたまに見返して確認したりしてるので結構オススメです。

  

苦労して企画してもヒットしなかったりすることももちろんありますが、そんな時は何がダメだったから分析して次に活かしていきましょう。