フリーランスになるまで(その1)


  
現在私はフリーランスとして生活をしています。
ただ最初からフリーランスとして活動していていたわけではなく、就職をしていた時期もありました。
働き始めてから今までの経緯なんかをまとめてみました。

大きく分けると下記の感じですね

・会社員期
・迷走期
・フリーランス期

それぞれ見ていきましょう。

会社員期

大学を卒業後、新卒で大手SIerに入社しました。
就職先の選び方はあんまり考えてませんでしたが、とりあえず大手とだけ考えてました。
売上高や利益と社員数から、一人当たりの売上、利益とかを出して上位から全部エントリーしてましたね。
懐かしい・・。

とりあえず入った後は普通に働いてました。

入社時に感じたことは周りに優秀な人が多い・・ということ。

恥ずかしい話ですが、それまでは結構天狗になってた感じで、プログラミングも独学で結構やってたりしたので自分も結構やれる方だと思ってたんですが、入社後の研修で色々打ち砕かれました。
本当に頭のいい人っているんですよね。自分なんか全然だと思い知らされました。

それから普通に働いて、東京勤務希望しつつも九州出身だったんで九州でもいいかなと考えてたら見事に福岡に配属。

企業向けのシステムを日々作る作業に追われるわけです。

入社までは入ることが目的だったんですが、入った後は目標を見失ってました。
思えば人生についてこれまであまり考えたことがなくて、古い考え方ですが、会社に入ればあとは定年まで働くぐらいにしか考えてませんでした。

会社に入る前までは未来って見えない状態でどうなるんだろうってワクワク感があったんですよね。
でも入社して3年、4年と経ってくると、先がだんだん見えるようになってきて、これからの人生のロードマップが容易に引けてしまうわけです。
言うなれば、人生の終わりまで引かれているレールが見えている状態。

それ自体は良し悪しあると思いますが、自分はそんな人生にすごくつまらなさを感じてしまいました。

物語って先に何があるかわからないところに面白さがあると思うんです。人生においても同じことが言えると自分は考えてます。
そう思ってから自分がどうありたいか、何をしたいかに重点を置いて色々考えるようになり、退職を視野に入れて色々活動し始めました。

そんな中で突きつけられた数年単位の転勤命令。
もういいやと思ってその日に退職の旨を話して数ヶ月後には退職をしました。

迷走期

やめることは確定していたんですが、自分が何がしたいのがいまいち見えてなかった時期です。
退職前から色々考えてたんですが、何にも縛られずに自分一人で生きていきたいという思いはありました。

そこで目指してみたのが全く方向の違う士業系の道。

漠然とですが法律に強いと今後の人生も生きやすくなるだろうし、一人で事務所なんか構えて仕事をしていくというスタイルにすごく憧れました。
実は前職からそういった思いは抱いており、行政書士の資格取得をまずは目指し、勉強、受験は行なっておりました。

いざ退職し、勉強に集中するか、実際に事務所に入りながら勉強するかと思いましたが、実戦経験が何よりの勉強と思い、司法書士の事務所に勤めてみます。

全くの未経験の業界、最初は初めて体験する事が多く、新鮮で楽しいです。
このまま勤めて資格を取ったら独立・・・そんな感じに考えてましたが、働きながらだんだんと違和感を感じることが多くなってきました。

他の士業の仕事が全てそうなのかはわかりませんが、司法書士の業務って突き詰めると資料作成です。
顧客や関係各所と調整に調整を重ねて、内容が決まったら資料作成、あとはひたすら資料にミスがないかチェックです。

プログラミングと比較できるものではないかもしれませんが、プログラミングって解決方法は多々あると思っています。
色々な方法がある中で、自分なりに答えを見つけてそれを組み上げていく、結構楽しいと思っている作業です。

それに比べると司法書士の仕事は決まった内容をただ淡々と繰り返す仕事と感じてしまい、当初感じていたキラキラ感は薄れていきました。

もちろん私は下っ端の下っ端だったので、おそらくそんな仕事しか割り振られなかったのでしょう。
資格も持ってお客さんと実際にやり取りするようになると、また考え方が変わるかもしれません。

少なくとも自分には合わないなという思いが日々強くなり、1年経たずで辞めることに決めました。

本当に自分がやっていて楽しい、やりがいを感じれるそんな仕事を求めて、次の仕事を探し求めるわけです。

長くなりそうなので、次回に続きます。