私は現在フリーランスとして活動していますが、主な仕事内容はアプリ開発です。
フリーランスのアプリ開発者として生きる道はいくつかあります。
大きく分けると2つに分類できます。
自分のアプリを作るか(自作アプリの収入で生活)
人のアプリを作るか(受託、常駐の収入で生活)
どちらがいいのか、これからやる人は少ないかもしれませんが、これまでやってきた感想も踏まえ解説します。
ちなみに、ほぼゲーム開発のみだったので、ゲームアプリに特化したお話になります。
自分のアプリを作る場合の特徴をまとめました。
仕様を決めるのは楽しい部分もあればきつい(めんどくさい)部分もある
妥協しがち
大抵スケジュール通りにいかない
難易度調整とかすごく大変<
一度でも作ったことがあればわかりますが、0から最後までやり続けるって結構大変です。
楽しい部分もあれば面白くない部分も全て自分で行わなければなりません。
そして、作ろうと思った当初は全体のボリュームの1割ぐらいしか見えていません。
おそらくゲームのコアの部分だけ想像して面白そうと思って作り始めます。
リリースするまでにはいろいろな作業があり、それらを全て行わなければなりません。
例えば・・・
UIの作成
アプリの補助的な機能の作成(設定画面の作成、チュートリアルの作成など)
それらの作業を全てやっていくと、当初の予定していた2倍、3倍の時間がかかります。
また、最初に見落としていた作業は面白くないものが多いです。
結果、途中まで作ってお蔵入り・・・。そんな個人開発のゲームも多々見てきました。
個人開発での遅れは下記の記事に書いたので参考にになるかと思います。
ただ、それらを乗り越えてリリースまでやりきった後の達成感は格別です。
実際に市場に自分が作ったものが出回るのって嬉しいものですよね。
また自作アプリは自分の資産となっていきます。
ストアに上げている限りは継続的に収入をもたらし、また自分を売り込む際も武器になります。
受託等でアプリを開発する際の特徴です。
自分の興味の薄い分野だと、自作アプリに比べると面白さはない
仕様やデザインが提供されれば実装に集中できる
人の意見を聞くことで自分のアプリにも活かすことができる
技術力が上がる
製作するアプリのことだけ考えれば良いので、自作アプリに比べて考えなくていいことが増えます。
案件にもよりますが、私のやっているプロジェクトだと、仕様、アプリに使用するイラスト等の素材はすべて提供してもらい、自分は実装のみというものが多いでの、純粋に実装に集中できます。
ただし、自作アプリではなぁなぁになっていた箇所も顧客がいれば話は別です。
妥協していた部分も、きっちり作り込まなければなりません。
そのため、責任感は自作アプリに比べて強いと感じます。
最悪、自作アプリは途中で開発止めてしまってもいいわけですし。
そのため面倒なことも一つ一つ解消していく過程で技術力であったり、また人の意見や他のアプリの中身を知ることで知見を蓄えることができます。
いきなり自作アプリを作ってもそれで生活できるだけの収益が得られるかはかなり難しいです。
特別な技能、または既にある程度知名度のある方が作れば話は別ですが、一般の方が最初に作るアプリで収益を上げるのは現時点ではかなり困難です。
仮に今から自分でアプリを作って食べていきたいという人は、受託で食いつないでいき、スキルや知見を貯めつつ、裏で自分のアプリを作っていくという方法がベストです。
私の理想は自作アプリのみで生活することですが、現時点では実現できていません。
ただ、今年は自作アプリに特に力を入れていく予定で、今年中に安定して収益を上げられるようにしたいです。