ホワイトハウス作成の「Violence in Video Games」を見ての感想

先日こんな記事を見つけました。


 
内容はホワイトハウスの作成した残酷なシーンを集めた動画に対して、ゲームの美しいシーンを集めた動画をアップしたという内容でした。

まず、「Violence in Video Games」を見ての感想。

      
「怖い!そして極論!」
      

こんな動画見たらゲームを全く知らない人はゲーム=凶悪の印象しか持たざる得ません。
残酷なゲームを規制したい思いがあるのかもしれませんが、「ゲームは悪い、怖い」という印象まで持ってしまいますね。

ゲームというものは枠組み

記事内にもありますが、NPO法人「Game for Change」の作成した動画では、ゲームの素晴らしいシーンを集めた動画もあります。

ゲームって結局は枠組みなんですよね。映画やテレビ番組、本、その他娯楽と一緒のような。

枠組みの中で何を表現するかは作り手次第なんで、目を覆いたくなるような残酷なものもあれば、心揺さぶられる感動的なものもあります。

全体の一部分だけを持ち上げて、ゲーム=悪という風潮に持っていこうとするやり方は、一ゲーム好きとしてちょっと残念ですね。

残酷なゲームは悪なのか

中には、動画中にあったような凶悪なシーンのゲームも確かにあります。

ただそんなゲームをやったからと言って、実際にプレイヤーが同じような行動をとるかというのはまた別の問題ですよね。

自分も中学生ぐらいにバイオハザードとかバリバリやってましたけど、それやったからといってロケットランチャー撃ちたいとはなりませんでした(笑)

結局は本人の判断力の問題な気がします。

ゲームを悪者にしないでほしい

繰り返しになりますが、ゲームというものは枠組みであって、そこで何を表現するかは作り手次第です。

映画やテレビとは違い、実際に操作でき、そのデバイスも自由にできるため、本当に可能性は無限大だと思っています。

ゲーム開発者としての端くれの私が言ったところで何も変わらないんですが、動画の高評価、低評価の数を見ると、世間も同じような印象を持っているようで多少は安心しました。

こういう反応が来ることは事前に分かりそうなもんですけどね・・。