フリーランスになるまで(その2)


  
前回の記事の続きになります。

前回の記事
フリーランスになるまで(その1)

フリーランス期

迷走期の続きでもありますが、自分が何をやりたいか本気で考えた時期です。

単純にやりたいことは色々挙げることはできますが、それを仕事にとなったとき、本当にそれでいいのかという疑問が生まれます。

自分の人生を振り返って、何を一番楽しんでるか考えた時に、それはゲームでした。

子供の頃からずっと続いている趣味と言ったらゲームぐらいかもしれません。
小学生ぐらいの時は本当に朝から晩までやってましたし、働き出して時間が取れなくても寝る時間削ってもゲームしてた気がします。
自分の中の好きのレベルが他の趣味とは違う気がしました。

実はそれ以前からゲームアプリの開発をやっていたんですが、完全に趣味のレベルで、それで生活しようは全く思っていませんでした。
そう思わなかった理由はわかりませんが、自分の中の考えとして「仕事」はきつく辛いものという概念があったのかもしれません。

でも自分のやりたいことを優先すると決めた時、自ずと進むべき道は決まった気がしました。

ゲーム作りをやると決めた時、一瞬だけ再就職ということも考えたんですが、それはすぐに却下しました。
組織に属するということに嫌気がさしていたのと、全て自分の裁量で決めたいという思いが強く、フリーランスとして活動することに決めました。

ただ現実的な話、生活できるだけの収入が得られるのか、という疑問はあります。
趣味として開発していたゲームアプリも、その時点では収益と呼べるものはほとんどありませんでした。
加えて当時私は子供も生まれる直前ぐらいだったので、自分一人の人生ではなくなるという重圧もあり、自分としては相当な覚悟で臨んだ気がします。

まずは自分のアプリをどんどん作っていこうと思っていたのですが、それだと収入が不安定になるため、クラウドソーシングでゲーム製作案件を行いながら、空いた時間で自分のゲームの製作というスタイルで進めていくことにしました。
自分の作ったアプリで生活できる収入を得るという目標も定めました。

最初はやはり安定はせず、貯金を切り崩しながら生活を続けていましたが、半年後ぐらいにはなんとか安定して生活できるだけの収入を得られるようになりました。
ただ、当初の方向とは少しずれ始め、当時は受託100%で自作アプリにはほぼ手をつけていないような状況でした。

受託が忙しくなってきたという理由もありますが、一番は自分のやる気の問題です。
ある程度安定してくると、人間鈍ってしまい、とりあえず生活できるための仕事だけをやって満足してしまっていました。

そんな現状に少し危機感を覚え始めたのがフリーランスになってから1年後ぐらいです。
このままでいいのか、本当にこれがやりたかった仕事なのかという疑問を持ち始めて、自作アプリに注力するようになってきました。

その中で、昨年リリースした「目指せYouTuber」でなんとか生活できるレベルの収益は上げられるようになり、とりあえずフリーランスになった際の目標は達成できたわけです。

今後

フリーランスになるまでというより、今までの振り返りになりました。

これからですが現時点では、今後もゲームを作りながらフリーランスとして生き続ける予定です。
ただ、今のスタイルは今後も通用していくかはわかりません。

別の記事でも書きましたが私のような個人開発者は今後どんどん厳しくなっていくと予想しています。

個人ゲーム開発者としての考え方

フリーランスとして生き続けるため、スキルアップ等色々やることはありますが、方針としては自分が楽しいと思えることをやる、という点はブレずに今後もやっていきたいと思います。

直近の目標は遅延している次回作のリリースです!