こんにちは、natsukazeです。
突然ですが、こんなこと思い当たりませんか。
「毎日通勤電車に揺られて会社に行くの嫌だな」
「地方でのんびりフリーランスしたいなぁ」
これは実際に私がIT企業で働くサラリーマンの時に考えていたことでした。
地方でフリーランスはその当時、夢のまた夢ぐらいに考えていました。
そんな私ですが、現在は九州の大分でフリーランスエンジニアをして3年目になります。
大分でも結構中心部から離れており、田んぼや畑が点在する、まさに田舎という場所に住んでいます。
そこで仕事をしながら感じた、地方ならではの働き方や工夫など、これからフリーランスを目指す人向けにまとめました。
都会とはちょっと違う地方フリーランスの実態をお伝えしたいと思います。
そもそもフリーランスってどういう働き方?
最近はフリーランスという言葉も浸透し、一般にも馴染んできた感じがありますね。
皆さんはフリーランスって聞くとどんなイメージでしょうか。
こんな感じですかね。
一般的には正規雇用や派遣契約と異なり、仕事単位で契約をする形態をとって仕事をする人をフリーランスと呼びます。
時間や場所にとらわれない働き方というイメージも強いですね。
業種も様々で、多いのはライター系、エンジニア系、デザイナー系ですが、今回はエンジニア系のフリーランスに絞ってお伝えしたいと思います。
フリーランスエンジニアの仕事の探し方
フリーランスエンジニアの場合どのようにして仕事を探すのでしょうか。
様々な方法はあると思いますが、一般的には下記のような手段が多いと考えられます。
- 人脈
- フリーランス用の求人サイトを利用
- クラウドソーシング
- Web経由の直接依頼
人脈
人伝いで依頼を受けるという形です。
多いのが、元々いた会社から案件を回してもらうパターンですね。
もしくはセミナーやイベントで交流してそこから仕事に発展という形も多いです。
フリーランス用の求人サイトを利用
ギークスジョブやレバテックフリーランス等のサイトで案件を探すパターンです。
都市部であれば非常に案件も多く、スキルがあればすぐに仕事ができるでしょう。
一度見てもらえばわかると思いますが、サラリーマンの手取りからすると非常に高単価で魅力的な案件が多数あります。
クラウドソーシング
ランサーズ、クラウドワークス等のクラウドソーシングサイトを利用するタイプですね。
求人サイトではほぼ常駐案件となりますが、クラウドソーシングは一度も顔を合わさずに、もっというとメールだけのやり取りで仕事が完結するパターンが多いです。
求人サイトに比べると単価は落ちますが、在宅でできる仕事が多く、勤務場所を選ばないのが魅力ですね。
Web経由の直接依頼
SNSやブログ等で情報発信することで直接依頼が来るパターンです。
実績が必要になりますが、高単価の案件も多く、おそらくはクラウドソーシングと同様にネットで完結する仕事が多いので、理想の仕事スタイルだと言えます。
地方でも仕事はできるのか
ここでいう地方とは、首都圏以外でかつ地方でも大きめの都市(札幌、仙台、広島、福岡等)を除いた、本当の地方都市を指しています。
私の現在住んでいる大分とかがいい例です。
こういった地域でフリーランスとして仕事はできるのでしょうか。
結論から言うと、「可能」です。
私の現状からお伝えすると、現在月30〜40万前後の収入を得ながら仕事をしています。
それくらいであればおそらく努力すれば誰でも到達できる範囲だと思いますし、地方で年収1000万円以上を目指すことも不可能ではありません。
働く場所に関係なく、スキルと努力次第では都市部と変わらない収益を出すことができます。
地方での仕事の探し方
地方でフリーランスとして仕事をする場合、仕事の探し方としては人脈、クラウドソーシング、Web経由の直接依頼と思ってください。
高単価で魅力的な案件の多いフリーランス用の求人サイトですが、見てわかるように地方での仕事はほとんどありません。
「ちょっとぐらいはあるだろう」と思ってはいけません。本当にありません。
また仕事のやり方ですが、常駐ではなくリモートワークが大半となります。
地方でのフリーランスエンジニアはリモートワーク必須
そもそもですが、IT企業は大都市圏に集中し、地方には少ないのです。
仕事を受注できたとしても、都市部の企業の仕事が中心となり、必然的にリモートで仕事を行う必要があります。
ただ、リモートワークといってもやることは一緒なので、特に心配することはありません。
むしろリモートワークの場合、自宅に限らず、例えば海外などに移住しながら仕事もできちゃいます。
こちらの記事にあるように、海外のフリーランスも自国以外で活動するケースも多く、日本もその傾向が増えてくるのではないかと予想しています。
学ぶべき技術
フリーランスエンジニアとして案件が多く、加えてリモートワークも可能と考えると、Web系、アプリ系の技術を学ぶべきです。
逆に業務システムや組み込み系、インフラ系のエンジニアはリモートワークはかなり厳しいので、地方でフリーランスを目指すのであれば方向転換をお勧めします。
Web系
言語としてはRubyとかPHPやっておけば間違い無いでしょう。
クラウドソーシングサイトでもWeb系の案件は一番多い気がします。
もしエンジニアではなくWebサイトの制作やWebデザインよりの仕事がしたいのであれば、HTML、CSSは必須ですね。
アプリ系
アプリ系もやはり人気です。
iOSアプリであれば、Swift、Objective-C。Androidアプリであれば、Javaと、Kotlinを押さえておけば大丈夫でしょう。
ゲームに関して言えばUnityというツールが使えるようになれば問題ありません。
というかゲーム製作はほぼUnity案件と思っても良いぐらいです。
使用できる言語はJava、C#、Booですが、C#が使われることが多いです。
最近はオンラインの学習ツールも増えてきて、PCさえあれば時間や場所に限らず学習できる環境が整っています。
TechAcademyやProgateのようなものを利用して、今からすぐに始めましょう。
地方でフリーランスをする上での生存戦略
リモートワークが仕事の中心となりますが、リモートワークの欠点として、常駐と比べ単価が安くなりがちという点があります。
そのため、リモートワークを続ければ生活はできると思いますが、不安は残ります。
「仕事が途絶えた時の収入は大丈夫かな・・」
「フリーランスとしてもっと収入アップしたい」
そう言う思いがあれば、通常の仕事の探し方に加えて何かしら工夫が必要です。
例えば
- SNS、ブログ等で情報発信し、高単価案件を多数獲得する。
- 自作プロダクトを作成し、収益を上げる。
- フリーランス案件と並行して、リモート可能な企業に就職する。
ここに挙げた方法はほんの一例です。
自由に動けるのがフリーランスの強みですので、自分の得意分野に合わせた方法で収益アップを目指しましょう。
まとめ
地方でフリーランスエンジニアとして働く場合のスキルや働き方についてまとめてみました。
大事なのは特に下記の点です。
- 地方でもフリーランスエンジニアとして働くことは可能
- 地方に仕事は少ないので都市部の仕事をリモートワークで請け負うのが中心
- リモートワークに加えて、何か工夫をしないと生き残れない
これから目指す方も多くいらっしゃると思うので、これらを参考にできることから始めていきましょう。