こんにちは、natsukazeです。
フリーランスに憧れる方は多いと思いますが、フリーランスになる上で一番の不安はなんでしょうか。
多分「お金」ですよね。
いくら稼げばいいのか、やっていけるのか。
私もなりたての頃はそんなことばかり考えていました。
そんな不安を払拭するために、月いくら稼げばいいのか、どのくらいお金がかかるのか実体験から考えていきたいと思います。
フリーランスを目指している方は是非参考にしてみてください。
月にいくら必要なのか
月にいくら稼げばいいのか計算するために、月に必要なお金をまず算出したいと思います。
必要なお金は色々ありますが、支出には大きく分けて2種類あることはご存知でしょうか。
- 消費支出
- 非消費支出
消費支出はいわゆる生活費です。
これはフリーランスに限らず、サラリーマンでも同じぐらい額がかかるのでわかりやすいですね。
非消費支出は主に税金等です。
フリーランスになると、この額が大きく変わってきます。
この額を考えずに、生活費だけで必要な額を算出すると大変なことになります。
消費支出(生活費)
これは今かかっている額と同じぐらいと目算しておいて問題ありません。
フリーランスになったからといって生活が変わるわけではありませんからね。
ただ、事務所を借りる、コアワーキングスペース、カフェで作業するといったことを考えているのであれば、事前にかかる費用を計算しておいた方が良いです。
私は自宅で仕事をするようになったので大きくこの額が変わることはありませんでした。
ただ、自宅作業用に椅子などの備品を新調したり、また日々の生活用品(コーヒー等)の減りは早くなったのでやや微増した感じですね。
私の場合のこの額は諸々合わせて20万ぐらいでしょうか。
(4人家族で地方住まい)
モデルケースとして、東京での一人暮らしの場合も考えてみましょう。
こちらの計算によると21万5千円らしいですね。
非消費支出(税金等)
次に税金等の額です。
サラリーマンの場合、給与から天引きされているのであまり感じることはありません。
しかし、フリーランスの場合は、収入の中からこれらの費用を払う必要があります。
またサラリーマンであればこれに相当する社会保険料は企業と折半で支払っています。
加えて、フリーランスの場合扶養という考え方はなく、妻子がいらっしゃる方は大きく税金の額が増えることになるため、注意が必要です。
フリーランスで払う必要のある税金は下記の通りです。
- 国民年金
- 国民健康保険
- 所得税
- 住民税
それぞれの額は、家族構成、住んでる地域、前年度年収等によって大きく変わってくるので、計算のため30歳、東京一人暮らし、年収400万をモデルケースにしています。
国民年金
月額16,340円です。
国民健康保険
計算過程は省きますが、ざっくり年間40万ぐらいになります。
月額に換算して33,000円としましょう。
所得税
サラリーマンであれば月々の給与から天引きされますが、フリーランスの場合は確定申告の際に計算して納めます。
こちらも所得、また控除額によって大きく変動するので大まかな値になります。
年収400万で、ざっくりですが、大体10万ぐらいでしょうか。
月額に換算して8,000円としましょう。
住民税
所得税とほぼ同じで、控除等で大きく変わるので大まかな値です。
年収400万だと、大体20万ぐらいになると思います。
月額に換算して16,000円としました。
非消費支出の合計は、月に73,340円ですね。
東京一人暮らしの場合、生活費と合わせて、288,340円が月に必要なお金になります。
つまりこれだけ稼いで、やっと収支0になるという状態ですね。
必要な額を稼いだとしても不安
フリーランスに限りませんが、想定外の出費というものは必ず発生します。
例えば生活の中でよく発生するものとして、
- 家電の故障
- 冠婚葬祭
- 車にかかる費用(車検、事故の修理費など)
などが挙げられます。
またサラリーマンの場合、会社を休んでも有給を利用することで給与は発生しますが、フリーランスの場合はそのような仕組みはありません。
休む=給与0の状態です。
そのため、体を壊して仕事ができない状態になった場合は本当に収入が0になります。
フリーランスの安心材料、それは「貯蓄」
サラリーマンであれば後ろ盾に企業がありますが、フリーランスの場合は何もありません。
そんな中で、唯一安心材料となるのが「貯蓄」です。
なので、普段から貯蓄をしておくことをお勧めします。
私もサラリーマンの頃はあまり貯蓄をする必要性が見出せなかったのですが、フリーランスになってからはお金に関してかなりシビアになり、同時に貯蓄も少しづつやり始めました。
正直貯蓄がいくらあっても不安は消えませんが、あるのとないのでは大きく違ってきます。
これからフリーランスを目指す方はとりあえず貯蓄をしておきましょう。
まとめ
いくら稼げばいいのかという問題で、結局は貯蓄の話になってしまいましたが、稼げる分だけ稼いで、使わない分は貯蓄というのが堅実なパターンですね。
フリーランスでは自分の頑張り次第でいくらでも稼げるようになりますが、その反面、最低賃金も保障されていないので平均年収を大きく下回る方も多数いらっしゃいます。
いくら稼げばいいかは目安として、それ以上を目標としていくのが成功の鍵でしょうね。