フリーランスの見積もりの考え方


 
こんにちは、natsukazeです。

フリーランス3年目ですが、未だに悩むことがあります。

それは

見積もり

です。

自分の金額を自分で決めるのって難しいですよね。

私も今だに見積もりで悩んでいますが、これまでの経験から学んだ見積もりの考え方や、注意点などまとめていきたいと思います。

フリーランスにとって見積もりは単価を決めること

フリーランスの場合、機材とか必要経費はほとんどがかかりません。
なので、企業における人件費、あなたの単価を決めれば、ほぼ見積もりは決まったようなものです。

必要な作業量を測定して、単価をかければ見積もり完了です。

でもこの単価を決めるのが難しい・・。

単価の決め方には大きく2種類の方法があると思います。

相場から決める

例えば、フリーランスの平均月収みたいなものがネット上にはたくさんあります。

こういった値から月単価を出して工数をかけて出すというのが一つの方法ですね。

また多数案件をこなせばある程度相場がわかりますし、クラウドソーシングであれば他の案件の金額などを参考に大体の相場がわかると思います。
その辺りからベースの金額を出して単価とする方法が一つです。

希望する年収から決める

こちらは上級者向けですが、自分の希望する年収から単価を決めるという方法です。

例えば年収1000万を目指すのであれば、月83万ぐらい必要なので、月単価83万として計算するという感じです。

きっちりとした実績と技術があれば、フリーランスなりたてでもこの方法で良いと思います。

 

全てのフリーランスは間違いなく後者の方法で見積もりを取りたいはずです。

その人ならではの専門性や優位性がある場合はそれでも案件が取れるんですが、そうでない人は相場も見つつ、いい塩梅にしている感じですね。

自分の場合

希望年収から算出した値をそのまま単価にはできずに、相場をみながら調整しています。
自分の場合はケースバイケースですが大体時給3000〜5000円ぐらいですかね。

金額の範囲は色々な要素で変わるんですが、興味が持てる仕事だったり、ある程度付き合いのあるクライアントの場合は低めになります。
興味の持てない仕事や、内容が曖昧でちょっと危険だなと感じる仕事は大きくしています。

本当にやりたくない時は丁重にお断りしていますが、ある程度は高めの単価で受けるようにしていますね。

見積もりを取る時の注意点

見積もりの時注意している点をお伝えします。

自信がないからといって安くしない

自分もそうだったんですが、「自分なんかがこんなお金もらっていいのかな・・」という日本人的な謙虚な感情があって、高めの見積もりをなかなか出せないんですよね。
でもよくフリーランスの先輩方が言われるように、安くしていいことなんてありません。

お金をもらう以上、相手はあなたをプロとしてみています。
それなのに、自分がこんな単価でいいのかなというのは、プロとして接している相手にも失礼です。

プロと思って依頼している人に、「自信ないので安くしときますね。」とか言われたら嫌じゃないですか。
そんな人に依頼はしませんよね。
それに、強気で見積もりを取っても死ぬわけじゃありません。
人間、がむしゃらでやればある程度のことはできますので、プロとしての自覚を持って適正な金額を提示しましょう。

「次に繋がるから今回安くして」という案件は受けない

よくそんな言葉を聞きますが、そんなことを言われて受けた場合、次も安い仕事になってしまします。
途中から単価を上げるのは難しいです。
安いままどんどん仕事を投げられて、本来できる高単価の仕事もできなくなりますよ。

そもそも、本当に次があるのかも怪しいですよね。
実際に次も依頼するという案件を何度か受けたことがあるのですが、そういった案件で実際に次の依頼が来たのはほんの一部のみです。
とりあえずの値引き文句のように使われている気がしますね。

範囲外のことははっきりと伝える

最初見積もりした以外のことも言ってくる顧客もいます。
途中から仕様をどんどん付け加えていくる顧客も中にはいます。

「自分が頑張れば・・」という思いで受けてしまう人が多いですが、そんな顧客で消耗する必要はありません。

そうならないためにも、最初の見積もり時に作業範囲を明確に記載しておくべきでしょうね。
そして「作業範囲外については別途お見積もり」と言った文言をつけておけば大丈夫でしょう。

ふわっとしてて決まっていない場合は、こちらで前提条件なりをつけて、あとで揉めないように注意が必要です。

まとめ

見積もりってフリーランスにとっては決まることのないようなテーマですよね。

とにかく言えるのは安くしすぎないこと。
立場が弱くなりがちで、つい安い金額で受注してしまうケースも多いです。

相場は相場としてありますが、依頼を受けるのはあなたです
あなた納得できる金額を提示して、それに納得しているクライアントと付き合っていきましょう。